西中野駅から徒歩約7分！子どもと一緒に楽しく学べる「富山市科学博物館」

今回訪れた施設は、富山県唯一の博物館として有名な「富山市科学博物館」です。
博物館内には、科学を体験できるコーナーをはじめ、恐竜や動物の生態についても学ぶことができますよ。

昔の時代に生息していた生物たち

入口から入ると受付のすぐ後ろには、迫力あるナウマンゾウの生態模型がありました。
獲物を仕留める牙は長くて太く、大きな体のナウマンゾウは大人でも圧倒される迫力があります。

ナウマンゾウの骨格と臼歯も見ることができます。

臼歯は富山市の大沢野地区で発見されたもので、少しすり減って発見されています。

1階には「とやま・時間のたび」をテーマにした展示コーナーがあります。
昔の富山の山や石について、そして恐竜などの昔生息していた生き物の化石について、ふれあいながら知ることができます。
子どもに大人気の吠えて動くティラノサウルス・レックスです。

尻尾や頭が生きているかのようになめらかに動くので、怖さを感じるほどの迫力がありました。

続きましては奇妙な生物、デスモスチルスです。今から約1500万年前に生息しておりました。

人間と同じ哺乳類ですが、大型の哺乳類は胴体の下に足が伸びているのですが、デスモスチルスは体の左右に手足が張り出されています。このような手足をしている哺乳類はデスモスチルスのみらしいです。

多くの化石を見ることができる

化石は、当時の人や生物の生態や活動状況などを、おおよそ知ることができる重要なものです。

富山市科学博物館には化石がたくさんあり、さまざまな昔の生物の生態について知ることができます。

写真に写っているのはフランス産のネアンデルタール人です。

タコやイカなどの頭足類の仲間で有名な化石、アンモナイトもありました。

魚や人物、貝など昔にいた生物たちの化石も見ることができます。
化石好きの人にはたまらないですね！

富山の火山、石の種類について知ろう

富山の立山には、地獄谷という火山があります。火山活動は今なお続いています。
火山活動でできた地層についてまとめた図があります。

富山の大地の歴史について分かりやすく図で説明されており、詳しく知ることができました。

黒部川の世界一新しい花崗岩も見ることができます。
80万年前にもかかわらずキレイな丸い形をしていました。

科学について体験して学ぼう

2階には、「とやま・空間のたび」という、海や深海の生き物について学べる展示ルームがあります。

富山湾には、体長が10ｍを超える大型鯨のツチクジラが生息しており、そのツチクジラの標本が展示されてます。

富山湾に生息している生物を、浅瀬に生息している生物と深海に生息している生物に分けて、標本として展示されています。

富山湾の深海には、ズワイガニとベニズワイが生息しています。
ズワイガニとベニズワイの違いは、色と生息している水の深さです。
ズワイガニは200m～600m、ベニズワイは500m～2500mに生息しています。

科学の魅力を体験できるコーナー

強力な水圧で時計や携帯電話なども切断できるウォータージェットカッターを紹介するコーナーがあります。

実際に切断したものが展示されていました。

また、紙を機械にセットしてどれほどの切れ味かを体験することができます。

他にも強風体験ができるコーナーがありました。

ガラスで囲われた場所の中に入り、レバーを回すと強風が吹きます。
風速約15ｍ／sの強い風が吹きます。これは高山で吹く風と同程度の強風だそうです。立つのがやっとな程の強い風でした。

別の場所には、ビーチバレーボールを下から強い風を吹かせることにより、空中に数秒間浮かせることができる、楽しいコーナーなどがあります。

親子で楽しめる科学体験コーナーや、富山の生き物や恐竜などの歴史についてもより知ることができました。

3階には定員175名も入れる直径18mの大型プラネタリウムで、星空について学ぶことができます！
2023年3月16日にプラネタリウムがリニューアルされ、新たに最新の光学式投影機を導入。最新のプラネタリウムを体験して、いい思い出を作りましょう。

富山市科学博物館では、土曜日限定で高校生以上のカップルの方は無料で入館することもできますので、おすすめですよ！

子どもの夏休みの自由研究などにもおすすめです！ぜひ富山市科学博物館に来てみてください！

富山市科学博物館
住所：富山県富山市西中野町1-8-31
アクセス：市内電車「西中野」から徒歩約7分または北陸自動車道富山ICから車で約15分
電話番号：076-491-2123
営業時間：月曜日-日曜日　9:00-17:00
休館日：年末年始、臨時休業有