「この大学気になるかも」と思ったとき、最初にチェックするのはオープンキャンパス。
でも正直、オープンキャンパスに行っただけでは大学の施設を把握しきれないし、なにより着飾っていない普段の雰囲気を知りたいものですよね。
ということで今回は、現役富山大学生である私が富山大学五福キャンパスを散策してきました。
大学生だけでなく一般の方も利用できる施設の紹介や、在学生へのインタビューなど、内容盛りだくさんですよ！
メインストリートを歩く
路面電車、富山地方鉄道市内電車「富山大学前駅」から、まっすぐ歩くこと3分。
広い車道に面した五福キャンパス正門があらわれます。
真冬になると雪がつもって、「富山大学」の看板が見えなくなることもしばしば…（笑）。
正門をくぐるとメインストリートがずっと先まで続いています。
奥までズラリと立ち並ぶのはイチョウの木。秋になるとあざやかな黄色に色づいて、青空との美しいコントラストを見せてくれますよ。
この日は春休み中ということもあり、学生の姿はまばらでした。
授業期間の平日は道いっぱいに学生が行き交い、道端のベンチでお弁当を食べる人の姿もある活気に満ちた大通りです。
メインストリート沿いには、各学部の校舎が立ち並びます。
手前から経済学部、理学部、都市デザイン学部と、道を挟んで隣には教育学部棟。
どの学部も校舎は比較的新しく、教室も設備もキレイにメンテナンスされていますよ。
そして教育学部の手前、広い駐輪スペースを有しているこちらの建物は「共通教育棟」です。
学部問わず、すべての学生が1年生の時にここで「教養科目」という基礎授業を受けます。
クラス単位の小さな教室から300人以上収容できる大講義室まで、約40もの部屋が用意されており、一般の方も利用可能。
有名講師の特別講義や、外部からゲストを招いた大規模な授業もここで開催されています。
授業のほかにも、資格試験や模擬試験の会場としてよく利用されているので、富山県民なら見覚えのある人も多いかもしれませんね。
五福キャンパスの中枢を担う！学生会館
メインストリートをさらに進むと、右手に学生会館があらわれます。
コンビニ、学生支援窓口、ワークスペースを備えたラウンジ、学生用ホールなどが集約されています。
どの学生も1日1回は入る、利用頻度マックスの施設です。
コンビニではお弁当やお菓子のほか、焼きたてホヤホヤのパンも販売。
毎朝お店の前を通ると、バターの香りがふわ〜っとただよい、ついつい足を踏み入れてしまいます。
明るい光がさしこみ開放感にあふれるラウンジは、学生たちの憩いの場。
授業期間はコンビニで買ったごはんを食べたり、友達と勉強する人で満席になります。
私も窓際の席に座り、焼きたてバターパンをもしゃもしゃ食べながら、行き交う学生たちをぼーっと眺めるのがお気に入りです。
普段は学生たちであふれる場所ですが、セミナーやイベント会場として活用されることもあります。
就活・転職セミナーや、県内企業の経営者を招いたブースイベントが定期的に開催され、新型コロナウイルスのワクチン接種会場に指定されていたことも。
さまざまなシーンで役立てられ、五福キャンパスの中枢を担うと言っても過言ではないスポットです。
立山連峰を望める大学中央図書館
学生会館のすぐそば、メインストリートの突き当たりには中央図書館があります。
平日は22:00、試験期間はなんと23:00まで開館してくれるので、夜行性の大学生にとっては超・便利な勉強スポット。
6階建ての全フロアに、コンセント付きの机が設置されています。
学習用の席は「会話可能エリア」が区分けされていて、友達と話しながら勉強したい人も、一人でもくもくと学習したい人も気兼ねなく利用できます。
学生のニーズに応じた学習環境を整えてくれているのがありがたいですね。
また数々の専門図書を所蔵している大学図書館では、学外からの一般利用も受け付けています。
中高生がただ学習机を使うだけ…という使い方はできませんが、富山県内在住または富山県内に職場がある人なら、図書の貸し出しも可能です。
書籍はもちろん、雑誌や新聞もそれぞれ10種類以上、幅広く扱われていて、毎朝散歩ついでに新聞を読みに来る地元の方をよく見かけます。
学会誌や学術雑誌など、書店では見つけにくいような出版物も展示されていますよ！
そして、五福キャンパスのいちばんのお気に入りスポット、最上6階からの景色がこちら！
青空と左手奥に連なる立山連峰が息をのむ美しさで…
それを背に広がる富山市街を一望すると「いい街だなぁ」といつも感じます。
何年生になっても見飽きない、開放的で厳かな景色を眺めながら勉強できる図書館…とってもオススメです。
在学生にインタビュー！富山大学の良さとは？
五福キャンパスを取材したこの日、在学生Hさんにちょこっとインタビューしてみました。
【経済学部4年 Hさん（東京都出身）】
Q.富山大学に来て「良いな」と感じたポイントは？
A.1年生のときに全学部生が五福キャンパスに通うところ。
看護学部や芸術文化学部は2年生になるとキャンパスが分かれるんですが、自分も後輩も違う学部の友達が多い。1年の時に交流できるチャンスがあるのは貴重でしたね。
Q.五福キャンパスのなかでお気に入りスポットはありますか？
A.図書館2階のアクティブラーニングゾーン（会話可能エリア）です。
会話できるので静かすぎず、座席数が多くてホワイトボードもコンセントもある。
2人でも10人でも使えるから、テスト勉強やサークルの集まりで重宝しました。
Q.富山大学のおすすめポイントを教えてください！
A.キャンパスがある五福は大学生が多く住むエリアなので、治安がいいし過ごしやすいところですかね。東京は大学周りを歩いてるだけでキャッチとか勧誘とか来るけど、4年間そういうのが一切無かった。
「大学生がまちをつくってる」って感じがして、個人的にすごく好きですね。
富山大学で4年間を過ごした先輩の、とってもリアルな声を聞けました！
五福キャンパスにはご紹介したもの以外にも、広大な敷地に様々な施設が展開されています。
運動場、サークル棟など学生生活を充実させてくれる場所はもちろん、カフェや食堂など一般の方も利用できる空間がたくさんあります。
「美しい山々に囲まれ、のびのびとした大学生活を送ってみたい」
「誰でも手軽に利用できる学びの場が欲しい」
そんな人にぴったりの大学キャンパスです。
富山大学 五福キャンパス
住所：富山県富山市五福3190番地
アクセス：富山地鉄市内電車富山軌道線「富山大学前駅」から徒歩3分
JR高山本線「西富山駅」から徒歩12分
TEL：076-445-6011
