富山の旬の魚介を手軽に楽しめる!「富山湾食堂」| 富山駅

富山のおいしい食べ物と言えば、やっぱり新鮮な魚介類!

スーパーで日常的に食べるお魚も大好きなのですが、たまにはお店で本格的な海鮮料理を味わいたいもの。

そこで今回は、春夏秋冬いつ訪れても朝獲れの地魚が食べられる「富山湾食堂」さんにおじゃましてきました!

店員さん一押しの旬モノを心ゆくまで堪能してきましたよ♪

富山駅前マル―ト1階の一角にある魚介のお店

今回ご紹介するお店は、富山駅前にある大型商業施設「MAROOT(マル―ト)」の1階にあります。

路面電車が通る正面入り口よりも、反対側の駐輪場があるこちらの出入り口から入る方が分かりやすくておすすめです。

ドアが開いた瞬間、船の中を思わせるような店内で食事を楽しむお客さんの姿が。

出入り口に直結しているこのお店こそ、今回ご紹介する魚介類専門店「富山湾食堂」さんです!

店名の通り、富山湾で獲れた魚介類をお寿司や刺し身、丼もの、定食など様々なメニューで楽しめる食堂です。

営業時間が長く、11時のランチタイムから21時まで閉店することなく営業し続けてくれるのもうれしいポイント。

お出かけ中にお昼時を過ぎて「お昼ごはんを食べられるお店が無い…」とさまよう事態も避けられます。

入り口のそばには日替わりメニューの内容が紹介されている立て看板がありました。

店員さんのこだわりが手書きのメニューから感じられます!

当日の仕入れに応じて魚のラインナップが日々変わるようで、訪れるたびに新しい喜びに出会えそうです。

食券を購入して待機!

注文はセルフスタイル。
入店を決めたら最初に席を確保し、こちらのタッチパネル券売機で食券を購入します。

メニューは「おすすめ」や「定食」「寿司」などのタブで分けられているので、食べたいメニューをじっくり選べます。

セットメニューのお味噌汁の種類を変えたり、白米の量を調整したり、アレンジがしやすい仕様ですね。

現金やクレジットカードだけでなく、交通系ICやPayPayなどのバーコード決済も使えて便利です。

食券を買ったら、記載された番号がモニターに表示されるまで席で待機!

フードコートを思わせるシステムに、なんだかワクワクしますね。

番号が呼ばれたら「お渡し口」へ向かい、店員さんから注文した料理を受け取ります。

平日のランチタイムに伺って、発券から番号が呼ばれるまでの時間は5分ほど。とってもスピーディです。

爽やかな笑顔の店員さんからお盆を受け取り、いそいそと確保したカウンター席へ。

今回いただくのは、日替わり要素に惹かれて選んだ「地魚にぎり5種(1,200円)」です。

この日はマグロ、マダイのあぶり、甘エビ、ツバイソ、バイ貝の5貫。
北陸ならではの珍しいラインナップです。

見た目で分かるほどつやつやプリプリのネタが美しく並べられた姿はまさに盛観!
食べる前からすでにニヤニヤが止まりません(笑)。

ちなみに卓上にはこだわりの調味料が6種類用意されていて、醤油は「立山醤油」と「中六醤油」の2種類がありました。

キリっと味わい深い立山醤油と、まろやかで甘みのある中六醤油。
2種類を上手に使い分けるとツウっぽさが増しますね。

絶品!地魚5種を味わい尽くし

お箸を手に取った瞬間気付いたのですが、実はランチで回らないお寿司を食べるのはこれが初めて。

大人の階段をのぼる瞬間にドキドキしつつ、一貫一貫丁寧にいただくことにします。

まずは大きなバイ貝から。

コリコリとした食感の中に、ほのかな甘みを感じます。
とにかく身がぶ厚く、何度噛みしめてもうま味があふれてきます…!

お次はツバイソ。
個人的にあまりなじみが無く、「どんな味なんだろう…?」とソワソワしながら一口。

ホロホロッとした歯ごたえと、透き通るような白身にふさわしい淡白な味わいに思わずうっとり。
とっても上品で醤油とよく合います。

こういう繊細な味に出会うと、無意識に背筋が伸びて緑茶に手を伸ばしたくなります(笑)。

次にいただいたマグロもまた絶品。
フワッとした歯ごたえに、あっさりと洗練された後味が残ります。

そして富山名物の甘エビ!

とにかく濃いです…!
噛んだ瞬間、濃縮されていたエビのうま味がぶわっとあふれ出して、醤油をつけなくても充分な甘みが口の中に広がります。

富山湾のポテンシャルがぎゅぎゅっと詰まっているような濃厚な一貫です。

最後にいただいたのはマダイのあぶり。
「終わっちゃう…」という寂しさを抱えつつ頬張ります。

口に入れた瞬間は少し甘く、噛めば噛むほど魚の旨味がじわじわと深みを増してゆく感覚。

直前に食べたエビとのバランスも相まって、〆にふさわしい上品な風味でした。

本当にどれもおいしかった…!!

ちなみに…以前にも一度お店におじゃましたことがありまして、その時は「白エビ天丼」をいただきました。

氷見の寒ブリやホタルイカと並ぶ富山の名物の一つ、白エビのかき揚げがどっしりと載った一皿です。

こちらもまた本っ当においしくて…!

エビ一尾一尾のパリッとした食感と、ふわサクの衣が絶妙なバランスでマッチしていました。

お寿司、刺身、丼…どのメニューをいただいても満足度MAXなお店です。

「鮮魚 魚廣」のお惣菜をその場で食べられる

「富山湾食堂」が上質な魚介類をリーズナブルな価格で提供できる理由は、「魚廣」という鮮魚店が直営していることにあります。

鮮魚店で仕入れた魚を店員さんがそのまま提供してくれるからこそ、時期や魚の状態に合わせておすすめのメニューを提供してもらえるんです。

食堂に隣接する鮮魚コーナーでは、朝獲れの魚を使った刺し身盛りやお惣菜がずらりと並んでいます。

大振りでツヤツヤの鮮魚がびっしり。
時期によってはカニやうなぎ、サンマや本マグロなど季節ものの魚が並び、四季を通して移ろいを楽しめます。

そして驚くべきは、こちらで販売されているお惣菜はすべて「富山湾食堂」へ持ち込んでその場でいただけること。

まるまる一尾をその場で捌いて、調理してもらうこともできるのだとか!

富山のおいしい地魚を、いつでも手軽に、新鮮な状態で食べられる。

出来立ての絶品料理だけでなく、テイクアウトもイートインも楽しめる。

そんな良いところ尽くしの「富山湾食堂」さんへ、ぜひ足を運んでみてください!

富山湾食堂
住所:富山県富山市明輪町1-231 MAROOT1階111
アクセス:富山地鉄市内線電車「富山駅」から徒歩約2分
     あいの風とやま鉄道線「富山駅」から徒歩約2分
TEL:076-482-4788
営業時間:11:00~22:00(ラストオーダー21:00)
定休日:年中無休(MAROOTの休業日に準ずる)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。