北陸発の野菜ラーメンを堪能!「8番らーめん 太郎丸店」

「8番らーめん」は、北陸地方を中心に6つの県、あわせて115店舗を展開しているご当地ラーメンチェーン店です。
北陸に住む人々からは「8番(ハチバン)」の愛称で親しまれています。

1967年に石川県で誕生して以来、ファミリー層を中心に人気を集め続けており、富山県ではすべての市に計31店舗を展開。
うち13店舗が富山市にあります!(2023年4月現在)

今回は富山市の大動脈、国道41号沿いにある「8番らーめん太郎丸店」におじゃましてきました。

富山県民なら誰もが一度は食べたことがあるソウルフードの魅力をご紹介します♪

人気の秘密は?広い店内と豊富なメニュー

さっそく店内に入ると、「いらっしゃいませー!」と店員さんの快活な声が。

この日は開店直後の10:00すぎにお店を訪問。どうやら一番乗りのようです。

温かみのあるカジュアルな様相の店内には、カウンター席からテーブル席まで座席がずらり。
キャパシティーはかなり大きそうですが、お昼どきや土日には満席になります。

せっかく一番乗りになったので、このときは最奥のテーブル席の角をゆったり陣取りました(笑)。

8番らーめんの看板メニューは、シャキシャキの野菜をたっぷり載せた「野菜らーめん」です。
「味噌」「塩」「醤油」「バター風味」の4種類から、好きなスープを選んでオーダーできます。

選べるのはスープだけではなく、ラーメンのサイズ、野菜の量、トッピングの種類…セットメニューではチャーハン、餃子、唐揚げも用意されており、とにかく選択肢が豊富!

その日の気分に合わせて味を変えたり、老若男女誰と来ても楽しめるところこそ、8番が愛されている理由なんです。

もちろん野菜らーめんだけでなく、季節に合わせたスペシャルな限定メニューも!
本格ラーメンがお手ごろな値段で楽しめるのも、8番の魅力ですね。

そして注文が決まったら、テーブルに設置されているタブレット端末で注文します。

タッチパネル方式なので、メニューに迷って店員さんに待ってもらう…なんてことが無くとっても気がラク。
セットメニューの変更やトッピングも手軽に注文できます。

8番らーめんのこだわり

ラーメンを待つ間、8番らーめんに受け継がれてきた“こだわり”について、ちょこっとご紹介。

主力メニューである「野菜らーめん」には、1967年に創業してから今に至るまで、長い歴史と経験がつめこまれた、さまざまな“こだわり”がひそんでいるんです。

一つは食材。
野菜は日本全国の農家さんと連携して、ラーメンにもっとも合う品種をテスト栽培しています。

麺は品質を追求した小麦粉を白山連峰の伏流水で練り上げ、野菜の食感やスープとの相性を検証し続けた末に「ちぢれ太麺」が生み出されました。

そしてもう一つのこだわりは、野菜らーめんの味の決め手となる「調理法」です。

短時間・強火力で炒め、新鮮野菜の旨味をとじ込める「爆(バオ)」と呼ばれる中華の料理法によって、シャキシャキの食感を実現しています。

中華鍋を使った「爆」の鍋さばきは野菜らーめんの要。
毎年8番らーめんの職員さんが、調理技術の成果を競う「フライパンマイスター制度」というコンテストも開催されているそうです。

そのこだわりはお客さんにも伝わるのか、野菜の量を2倍にできる「野菜増し」はトッピングメニューの中でもダントツの人気を集めていますよ!

さらに、もう一つの看板メニュー「8番餃子」も、主要食材はすべて国内産100%のものを使用しています。

皮の厚みにマッチする北海道産の小麦粉や、食後のにおいが残らない青森県産のにんにくなどを使用し、誰もが気軽に安心して食べられる餃子にこだわっているそうです。

この餃子は「冷凍8番餃子」として販売もされており、テイクアウトして自宅でも楽しめます。

注文するための備え付けのタブレットには、冷凍8番餃子をお家でおいしく食べるための焼き方やアレンジレシピを紹介する動画が流れています。

待ち時間に動画を眺めていると、「やっぱり餃子も頼めばよかったかも…」なんて、じわじわと後悔が(笑)。

そうして待っている間にも、厨房からは「ジャッ!ジャッ!」と野菜を中華鍋で炒める音が聞こえてきます。

食感と香りがクセに!「野菜らーめん」に舌鼓

いよいよお待ちかね、「小さな野菜らーめん(580円)」の塩と、サイドメニューの春巻き(300円)がテーブルへ!

たっぷりの野菜の上には、8番らーめんのシンボル「8」が記されたなるとが載っています。

野菜を炒めたゴマ油の香ばしい香りが、湯気とともにフワ~ッと漂ってきて食欲をそそられます…!

じゃくっと噛めばキャベツ、にんじん、たまねぎの甘さ、もやしの旨味が油の香りと共にジュワッと広がり…
モチモチの「ちぢれ太麺」とよく絡んで、絶妙なハーモニーが口の中いっぱいに!

続いてサイドの春巻きも一口。
パリパリ系ではなく、サクッと軽めの皮とフワッフワの内側で食べやすく仕上がっています。

春巻きの中にはそぼろ肉がぎっしり。トロトロ餡のうま味が、皮にしっとりしみ込んでいます…!

シャキシャキの野菜らーめんと、しっとりフワフワの春巻きのバランスがたまりません。

お箸が止まらずノンストップで完食し、お腹も心もいっぱいに満たされました♪

お会計時に「ごちそうさまでした」と声をかけると、「ありがとうございました!またお越しください!」と、とっても爽やかな笑顔で送り出してくださいました。

女性一人でも、友達同士でも、家族みんなでも。
誰でも、誰とでも気軽に足を運べる場所に、親しみやすくて通いたくなるラーメン店があるというのもまた、富山の魅力ですね。

8番らーめん 太郎丸店
住所:富山県富山市太郎丸西町2丁目5-1
アクセス:富山地鉄市内電車富山軌道線 堀川小泉から徒歩12分
JR高山本線、あいの風とやま鉄道 富山駅から車で10分
TEL:076-464-3868
営業時間:10:00~22:00
定休日:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。