からだの声に耳を澄ませて 中央通り「KARVAN」でグルテンフリーを体感

ダイエットの一種としてよく耳にする「グルテンフリー」。
糖質が高い小麦粉の摂取を避けることで減量を目指すという手法ですが、もっと日常的に、健康的な体をつくるための食事として取り入れるケースもあります。

私もアレルギーではないのですが、小麦粉をたくさん食べると翌朝なんとなく体が重かったり、お腹に消化しきれていない感じがあって、普段からゆるくグルテンフリーを続けています。

今回ご紹介するのは、そんなグルテンフリーの魅力をおいしいパンとスイーツで発信している「ベーカリー&カフェ KARVAN(カールヴァーン)」さんです。

一つひとつ丁寧に作られたパンとマフィンが、別格のおいしさでした…!

コンセプトは「健やかに、美しく。」こだわりが詰まったおいしさ

KARVANのお店があるのは、富山市の中央通りと雪見通りの交差点近く。
アーケードの出入り口からほど近い場所にあるガラス張りのお店です。

木目調の温かい雰囲気に包まれたかわいい店内には、開店前に手作りされた焼きたてのマフィンが上品に並んでいます。

KARVANの始まりは、店長さんご自身がグルテンフリーの生活を始めたことから。

腸の消化を妨げるグルテンを控えた結果、体の調子が良くなったと感じたことをきっかけに、より多くの人に健やかな体の心地よさを実感してほしいという想いが生まれたそうです。

お店では米粉パンやマフィンを中心に、ケーキやビスコッティなどさまざまな焼き菓子が日替わりで並びます。

訪れたこの日は小麦、乳、卵、白砂糖不使用の『グルテンフリー&ヴィーガン米粉マフィン』を中心に、おいしそうなスイーツが焼き上がっていました♪

中にはとれたての地場野菜を使ったおかず系のマフィン『ケークサレ』も。
使用する野菜は季節に合わせて変えているそうです。

小麦を使わないことだけでなく、富山県産の無農薬ニンジンや南砺五箇山のボベラかぼちゃなど、富山の自然の中で育てられた安心の素材を選ぶことにもこだわっているとか。

「体にやさしくて安全」と分かっているものを日常的に食べられたら、心身共に元気が湧いてきますよね。

一つひとつ包装されたラッピングもステキで、見た目から手作りの優しさが伝わってきます。

スイーツが並ぶカウンターの隣にはイートインスペースも設けられていて、手作りの焼き菓子と淹れたてのコーヒーを店内でいただけます。

店主の方にお話を伺ったところ、スイーツとコーヒーのペアリングにもこだわっているそうで、おいしさを組み合わせることで「お客さんに幸せな時間を味わってほしい」とおっしゃっていました。

メニューの一つひとつに込められたこだわりに惹きつけられます。

絶品マフィンとコーヒーのペアリングで至福のひととき

悩み抜いたすえに4点をテイクアウト。
この日はマフィンの販売日でしたが、冷凍の食パンも購入させていただきました…!

家に帰って、さっそくマフィンをいただきます。
店頭にはレーズンやキャロット、ブルーベリーなど心惹かれるマフィンがたくさんありましたが、今回いただくのはバナナ。

KARVANさんの数ある商品の中でも、いちばん最初に完成したという定番商品です。

生地の約50%にバナナを使用しているそうで、一口食べるとやさしい甘さがフワッと香ります。

本物のバナナのようなホクッとした味わいが、米粉ならではのモッチリとした生地と相性バツグン。

卵・バター不使用というのが信じられないくらいふわっふわです…!

上質な食材だけで作られているからか、1個あたりの満足感もたっぷり。

コーヒーと併せて、とっておきのおやつタイムを楽しめます。

カリモチ食感がたまらない…!『古代米赤米食パン』

マフィンと並ぶKARVANさんのもう一つの定番商品『グルテンフリー米粉パン』。

中でも、店主の方が「最近よく売れています」とオススメしてくださったのがこちらの『古代米赤米食パン』です。

アレルギー27品目不使用、白砂糖不使用、無添加で安心と安全にとことんこだわった一品。

古代米とは文字通り古代の日本で栽培されていた米の品種のことで、こちらの食パンでは北アルプスの雪解け水で育った、富山平野の赤い古代米が使われています。

1.5cmくらいにスライスしてトーストで温めると、小豆のようにほんのりと赤みがかったパンがカリッときつね色に。

ふわっと立ち上がった香りにそそられて、まずは何もつけずに一口。

トースト部分のカリッとした食感に、中はお餅のようなモチっとした柔らかさです…!

そのままで一切れペロリと食べきれてしまうおいしさですが、バターやオリーブオイルを塗ったり、好きな具材でサンドイッチを作ったりしてアレンジを効かせるのも楽しそう。

KARVANの中でもリピート率上位の商品のようで、店主の方は「お米が好きな日本人の口に合うのかも」とおっしゃっていました。

テイクアウトで買う人が多い食パンは、スライスしてラップに包み、ジップロックで冷凍保存すると1カ月程度は保つそうです。

これで明日からの朝食がとっても楽しみになりました。
おいしいパンが待っていると思えば、早起きもがんばれそうです(笑)。

通販も実施。焼き菓子とコーヒーのギフトは必見

先ほどご紹介した食パンやマフィンのほかにも人気を集めているのが『アンドロメダエチオピアコーヒー』です。

こちらは、飢餓や貧困の問題が続いているエチオピアから豆を直輸入することで「搾取のないコーヒービジネス」に取り組む、NPO高麗の活動に賛同して販売されているとのこと。

エチオピアの自然の中で育った100%のナチュラルコーヒーは、手近なスーパーで買えるインスタントコーヒーとは一線を画すおいしさです。

実はこちらのコーヒー、店主の方のご厚意で、淹れたての『リム』を店内でいただきました。

じっくり、丁寧にハンドドリップされたコーヒーは香りから別格。
そっと一口いただくと、香ばしい豆の香りが鼻をすうっと通り抜けます。

め、めっちゃおいしい…!!

心地よい酸味とスッキリとしたボディで、香り高いのに後味が舌に残ってしまうような感覚もない…
苦味が強すぎないので、やさしい味わいのマフィンとのバランスも最高です。

店主の方も、このエチオピアコーヒーがきっかけでコーヒーをブラックで飲めるようになったそう。

あまりのおいしさに、明日からインスタントコーヒーが飲めなくなってしまうのでは…という不安が頭をよぎりました。

KARVANさんのホームページでは、通販販売も実施されています。

近所のスーパーでは米粉のパンやグルテンフリーのスイーツはなかなか売っていないので、通販で常にお家にストックしておけるのはうれしいですよね。

冷凍で届く食パンやマフィンのほか、エチオピアコーヒーのドリップバッグと手作りケーキを一緒に楽しめるギフトセットの販売も。

グルテンフリーで体の調子を整えることで、美容や仕事のパフォーマンスも上がり、充実した毎日を送ってほしいというKARVANさんの願いが込められています。

ご自宅用はもちろん、大切な人への心を込めた贈り物としてもおすすめです。

今回の取材にたっぷりと時間を使ってご対応いただき、試食まで提供してくださったスタッフの皆様。

商品のことについてお聞きすると、使っている素材やおいしい食べ方まで、丁寧に丁寧に教えていただきました。

本当においしい商品と温かいお人柄で、思わず誰かにオススメしたくなる…グルテンフリーの奥深い魅力を余すところなく堪能できるKARVANさんへ、みなさんもぜひ足を運んでみてくださいね。

ベーカリー&カフェ KARVAN(カールヴァーン)
住所:富山県富山市中央通り2丁目3-22中教院モルティ
アクセス:富山地鉄市内線1・2系統「中町(西町北)」から徒歩約5分
TEL:076-492-1288
営業時間:12:00~17:00
定休日:水曜日、木曜日、その他不定休

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。